4月23日(金)第34回定時総会をオンラインにて行いました。議案は新型コロナウイルス感染拡大のため、事前に各会員に送付し、回答を得たのちに当日はその結果発表(各議案とも賛成多数で承認)と2020年度の総括及び2021年度の新役員の紹介並びに方針の発表を行いました。
新役員を代表して代表理事の上田浩司氏(和歌山支部)からは、「コロナ禍の中で、経営的にも大変な状況が続いていますが改めて原点に戻って同友会の3つの目的を腹に落とすことが大切です。経営理念を持つ。経営指針書を作る。そして企業でしっかりとリーダーシップを発揮する。私自身しっかり同友会で学んだことを企業経営に活かし実績を残したい。そのために会員の皆さんともしっかり手を携えてやっていきたいと思っています。」と所信表明がありました。方針の発表では各支部に加えて、今回は委員会、部会の方針も発表し、各部門長より力強い言葉がありました。
その後の記念講演会では、講師に(株)エピックホームズ代表取締役、(一社)東京中小企業家同友会代表理事の三宅一男氏にお迎えし、「中小企業立国への道~経営環境への挑戦~」と題してお話しいただきました。三宅氏がこれまで運動として取り組まれてこられた東京同友会の政策活動の歩みとして、金融問題、税制、中小企業憲章・振興基本条例の側面から率直にお話しいただきました。1社だけではできないことを団体として取り組まれてきたことは和歌山同友会としても大変参考になりました。参加者からは「今度、金融機関に借り入れの時の個人保証の件など、参考になりました。」や「国の制度や銀行の仕組みなどについても同友会で意見をだし、変革してきたのは興味深い話でした。」などの多数の意見が寄せられました。