和歌山県中小企業家同友会代33期活動方針
テーマ 【生き残る!】
今期は当初会勢450名を目指して広報活動を充実させる方針でしたが新型コロナウイルスによって未曾有の経済危機が発生しました。 経済活動を続けていれば思わぬピンチが訪れるものです。 そんな時、どのような行動をとるかで事業の方向が決まっていきます。 私達は中小企業家同友会の運動を通して経営者としてどうあるべきか日々学んでいますから今こそ、その学びを実践し、あらゆる手段を用いて決して諦めることなく、何がなんでも生き残らないといけません。
生き残るためにも先ずは自社の環境を見つめ直し、今できること、今やらなくてはいけないこと、今後のために今考えるべきことを能動的に取り組んでください。 経営指針書を見直し、経営理念に基づく経営方針・経営計画を現状にあったものに変更しましょう。
まず一番に資金調達をして下さい。 自社を守るにも雇用を守るにも資金が無ければ始まりません。 財務状況を確認して生き残るために必要な期間、必要な資金を考えましょう。 融資や助成金・補助金など活用できるものは全て活用して下さい。
次にこれまでの同友会で得た学びや気づきを自社経営に活かすと同時に同友会仲間を頼りましょう!私たちはこれまで支部例会や委員会や部会、そして全国大会など様々な同友会活動に参加することで多くの学びや気づきを得てきました。緊急事態である今こそ、その得たものを大いに活用し実践しましょう。そして同友会仲間は和歌山のみならず、全国にたくさんいます。 仲間の絆で情報を交換し助け合い、励まし合いましょう!
そして事務局・中同協を徹底的に使って下さい。事務局には中同協から全国の情報が入ってきますし、行政や金融機関との連携もできつつあります。 こんなときこそ、事務局を通して必要な事業所を全国から見つけたり、助成や補助だけでなく多様な相談を行政へ行なって下さい。 金融機関を紹介してもらったり、自分達では取り組みにくい情報を事務局を通すことで取得しやすくしましょう。 また、正副代表理事にも相談して下さい。場合によっては行政・金融機関・大学などへ同行致します。 今やることを決めたら能動的に即実行して下さい。
最後に経営指針書へBCP(事業継続計画)を盛り込みましょう! 事業を継続していくためには緊急事態に対する備えをしておかなくてはいけません。 既に盛り込んでいるならPDCAサイクルをもう一度見直して下さい。 まだ盛り込んでいなければこんな時にどうすれば良いか考え成文化して下さい。 今だからできることをしましょう。
以上のことを踏まえ和歌山同友会は、全会員一丸となってこの難局を乗り越えていくために以下の活動を今期の方針とします。
【第33期活動計画】
①危機対策の相談窓口を設置します。
事務局に相談窓口を設置し会員の困難について相談を受け、専門家の紹介や必要情報を提供し外部へのパイプ役を致します。
②勉強会、セミナーを開催します。
経営指針書を充実させ盤石の経営環境を作るために行政や金融機関、専門家を招いての勉強会及び資金繰りやBCP、社員教育に必要なセミナーを開催していきます。
③支部活動や委員会・部会活動を円滑に行えるようにします。
通常の集合例会のみならずリモート(web)会議なども円滑におこなえるような環境作りを致します。
④会員間による事業の協働を推進します。
同友会運動を通じての仲間作りのみならず、事業を通して行なうBtoB(企業間取引)、BtoC(企業対消費者間取引)を積極的に推進していきます。
⑤広報活動の充実を図ります。
会勢の充実は、行政・金融機関などへ提言・提案する緊急事態時、大いに発揮されます。また、会員間での情報交換や協働などにおいても会勢を拡大することは会員メリットにつながります。 そのためにHP(ホームページ)・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)・紙媒体・メディア・ツール(のぼり・幕・旗など)を使い積極的に広報致します。
⑥会員目標410名を目指します。
和歌山の中小企業・小規模事業主を1社も減らさないことは地域の環境を守ることにつながります。経営者に一人ぼっちを作らないためにも、また、会員が多くの学びから実力を付けていくためにも会勢の拡大を目指します。