テーマ 【動・学・楽】の追求
1.はじめに
長期化した新型コロナウイルスの感染拡大は多くの業種業態に影響を与え、未だ先行き不透明な経済状況の中にあります。しかし私たちはどんな厳しい状況であっても将来展望を描き、揺らぐことなく成長していかなければなりません。
2022年度のスローガンは「【動・学・楽】の追求」としました。これは学ぶためにとにかく動くことで多くの経営の知恵や知識が得られ、その得られたことを日々の経営で実践する。そして成果が上がれば自社は発展し、それが喜び、学ぶことへの楽しみにつながるという想いからです。私たちを取り巻く環境が激変するということは同時にチャンスであるとも言えます。こんな時だからこそできることを考え、挑戦しこの危機を乗り越えましょう。
2.経営指針の成文化と実践
経営をしていく上での羅針盤となる経営指針書の重要性を理解して下さい。まずは経営理念の確立から、自社の目的、存在意義は何かを改めて見つめ直し、それをもとに方針、計画へと落とし込んで下さい。方針・計画を立てる上では必要に応じてアフターコロナに向けて事業の見直しや再構築の考えも視野に入れることが肝要です。
経営指針書を通じて激変する経営環境にも対応できる、全社一丸の強靭な体質の企業づくりを構築していきましょう。
3.支部・委員会・部会の連携をすすめる
同友会の学びの基本は支部例会です。仲間の経営体験報告を軸に、その後のグループ討論でさらに深めていきます。更に支部例会だけでは補えない学びの機会が委員会や部会活動です。参加して学んだことを実践し、自社課題の解決につなげていきましょう。
今年度も支部・委員会・部会合同で例会を行うことを推進します。自主、民主、連帯の精神を基本とし、互いに高め合いながら更なる質の向上に努めていきます。
4.腹を割って話せる仲間づくり
会員は辞書の1ページと言われます。多くの会員が増えることは多くの学びや気づきが得られることを意味します。そして、仲間が増えることで新しい風が吹き込まれ支部、ひいては和歌山同友会全体の活性化につながります。同友会でしっかり学んで自信を持って地域の企業経営者に声を掛け、仲間の輪を広げましょう。
5.さいごに
同友会はどういう会なのか、理念や本質を会員各位にしっかり伝えていき、会員各社が良くなり、「入会してよかったよ」「会員を続けていてよかったわ!」と言って頂けるように努めます。一社でも多くの会員企業が地域で必要とされることで社会の持続的発展に寄与していく経営者団体でありたいと願い、今年度の方針とさせて頂きます。
【第35期活動計画(案)】
- 経営指針書の成文化を推進します。
- 支部・委員会・部会で合同例会を実施し活性化を図ります。
- 社員教育及び管理者の研修やセミナー、経営者と幹部社員が共に学ぶMG研修を開催します。
- 本会の活性の為、会員数380名を目指します。
- 新入会員へのオリエンテーションを実施します。
- 「持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ場をつくります。
- 事務局員の賃金規定を整備します。