去る11月14日(金)有田市の有田川温泉鮎茶屋に於いて第25回経営研究集会が開催されました。
第一部の基調講演では、(有)テヅカ精機代表取締役で長野同友会の手塚良太氏が登壇。
「地域活性に関して会社がどう貢献しているか」をテーマに報告がありました。
手塚氏が家業を継いだ当初、同社は売上7,000万円、社員14名規模で、多くの経営課題に直面していましたが、
同友会との出会いを機に経営者として成長。社員を巻き込み「ものづくりからまちづくりへ」という経営理念を策定。
この理念を企業の根幹に据えた結果、社員からの提案を基に電気設備、建設、クリーニング、木工製品など新規事業が
次々と立ち上がり、現在ではグループ全体で160名を超える企業へと発展しました。
手塚氏は、社員の言葉から生まれたビジョン「月曜日がワクワクする人が輝く信頼企業」の実現に向けた具体的な取り組みを紹介。
「経営者の役割は社員一人ひとりが輝ける環境を作ること。自責の考え方を持って、学びと実践を繰り返すこと」と熱く語りました。
また、2016年に設立した木曽支部での活動にも言及があり、支部独自の経営指針づくり、行政・金融機関・学校関係者が参加するミニ例会の開催など、
地域課題の共有や解決に向けた連携の場を継続的に設けている実践例を紹介しました。
参加者からは、「経営指針書は使ってこそ価値がある。明日から実行に移したい」「地域の困りごとや要望を理解していなければ、真の地域貢献はできないと気づいた」など、
多くの学びと気づきの声が聞かれました。
第二部懇親会はすべての来賓の参加があり、懇親と共に経営課題に関する情報交換が行われ、地域のリーダーたちの真剣な議論が交わされました。
















